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2019年5月27日の大崎裕史の今日の一杯

秋田県由利本荘市

会社に秋田の本や情報誌が何冊かあるが、どこにも載っていない。取材拒否なのだろうか?
グルメサイトの秋田県ラーメン部門ではここ数年1位だった気がする。私は車の免許が無いので空港や新幹線から遠い場所に行くのが苦手。ここは秋田市内から約50kmある。今回は秋田の人に車を出していただいた。
土曜日ではあったが開店20分前ほどで10人以上の待ち。開店時間にはその倍以上。駐車場が少ないのでみんな早めに来るようだ。
ただし、知らない人だとここが「その店」だとはなかなか気が付かない。開店前は看板も何も無いので気づきにくい。でも実際は行列があるのでわかるはず。
二人だったので中華そばあっさり中650円と中華そばこってり中700円を注文し、シェアすることに。他に醤油拉麺700円というのがあり、あっさりとこってりのブレンドスープらしい。

無化調自家製麺の店を謳っており、見た目は青森煮干し系。店主に聞いてみると10代までは青森に居たが、その頃はこういう(こってりのこと)ラーメンは無かったので、津軽煮干そばを出しているつもりはない、とのこと。でも、あっさりの方はうどんのような麺に油分のないあっさり煮干しスープなので、昔から青森にあるタイプの煮干しラーメン。こってりの方はいわゆる関東煮干し系。豚骨プラス煮干しと煮干し粉。パツパツの麺に灰色にも見える煮干しスープ。しかし、これが意外とこってりではなく、むしろあっさりとすら思えるもので見た目のインパクトよりは飲みやすい。具はチャーシュー、ネギ、メンマ、水菜。メンマがおいしく、人気のようだ。
店主と他に女性が一人サポート。丁寧に作っており、少々時間がかかる。昼3時間程度の営業で土日のみ朝ラーがある。
秋田の人も煮干しが好きなんだな〜と納得した。

お店データ

麺響 松韻

秋田県由利本荘市石脇田頭100-5
大崎裕史

(株)ラーメンデータバンク取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。東京ラーメンショー実行委員長。1959年、ラーメンの地、会津生まれ。広告代理店勤務時代の1995年にラーメン情報サイト「東京のラーメン屋さん」を開設。2005年に株式会社ラーメンデータバンクを設立。2011年に取締役会長に就任。「自称日本一ラーメンを食べた男」(2019年4月末現在約12,500軒、約25,500杯実食)として雑誌やテレビに多数出演。著書に「無敵のラーメン論」(講談社新書)「日本ラーメン秘史」(日本経済新聞出版社)がある。